瑠璃色

瑠璃色が好きなのに

身に付けないのはなぜだろう?

紫がかった紺の色

心が「すん」と落ち着くの

そしてそれは宇宙の色にも似て

遥か彼方の古(いにしえ)の

遠い記憶を呼び覚ます




瑠璃色が好きなのに

そばに置かないのはなぜだろう?

たとえば部屋を彩るインテリア

家中に瑠璃色があったなら

心が「すん」と落ち着きそう

でもともすれば

異次元に誘われそう

そんな神秘な深い色




青くて遥かで遠い瑠璃色

瑠璃色の目で

瑠璃色の心で

澄み切った青のまま

私はずっと生きていく

「すん」とした瑠璃色に

魅了されて生きていく





24/03/08 11:39更新 / 志月
作者メッセージを読む
いいね!感想

TOP


まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.35c