夢の出来事
その人は夢の中にいた
穏やかな笑顔で私に歩み寄り
名刺のようなものを私に差し出す
それを両手で受け取ると
その下にもうひとつの紙の手触りが…
ふと見上げると
意味ありげな目配せをくれたその人
その人は一体誰だろう?
その人の周りには
パステルカラーのシャボン玉のようなものが
キラキラと浮いていた
初めて見るその人の顔を
しっかりと目に焼き付けながら
名刺のようなものの下に隠された
もうひとつの紙が何だったのか
確認せずに目が覚めた
…一体何だろうね?
何でそんな夢を見たのだろう?
架空のその人が私に手渡したもの
あれは一体何だったのか?
それはもう知る由もない
夢とは往々にして
うやむやなまま終わるもの
今日はまた何か夢が見られるだろうか?
叶うものなら是非今朝の続きを
そう思いながら目を瞑る…
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