夜の静寂に

ひとり静かに思うこと

髪は女の命と言うけれど

たぶんそれは本当だろう

短かくても長くても

女の髪には想いが宿る

女として生まれた自分

女として生きてきた自分

うつむきながら涙するとき

それをそっと隠してくれて

風が吹けば優しい香りで

女の自分に気づかせてくれた

そんな自分のこの髪を

素のままで愛そうと思った

くせも色もこのままでいい

流行なんて追わなくていい

いつも変わらぬ自分でいよう

日が落ちていく空を見ながら

心静かに考えた

日に日に夜が早くなる

カーテンを閉めた静かな部屋で

今日1日の自分を癒そう

明日の朝また目が覚めるまで

ただひたすらに安らいでいたい

静かな夜が

ひとり過ごすこの心を

どこまでも限りなく

そして優しく包んでくれる











23/10/14 19:07更新 / 志月
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