通学路、広がる無限

俺は通学路から帰る途中、ふと空を見上げた。
その日の空は特別美しいわけじゃない。ただ、黄色がかった空に大きな雲がゆったりと浮かんでいるだけだ。

でも、なぜか俺は想像してしまった。
もしこの街の建物もアスファルトも、何もかも消えて、ただ広い平原だけが広がっていたら、と。

空は同じまま、雲は同じまま、ただ目の前に果てしない大地が広がる。
そのとき、空の広さが胸にズンと響いた。
上限なんてない、ただ漠然と広がる世界。
空は大きく、巨きく、そしておおきく。まるで自分を飲み込もうとするかのようだ。

自分はこの広大な大地の、ほんの小さな一点に過ぎない。
でも、それを怖いとも悲しいとも思わない。ただ、圧倒される感覚が心地よい。

そう考えながら

俺はまた、明日も学校に向かうのだろう。

26/01/28 02:08更新 / ヴぇヴぇヴぇ
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