土から生まれた龍の話
昔 昔
日の国に 土から生まれた蛇がおりました
その蛇は
いつかきっと 世界を見て回ろうと
夢見ていました
しかしこの蛇を気にする者は誰もありません
『さぁて 珍しくもない蛇じゃないか』
月日が経ち その蛇は大きく成長し
遂には家ほどとなってしまいました
そう
蛇ではなく 龍の子供だったのです
美しく成長した龍は 空を飛び回り 夢だった世界を見回します
『お……これが世界!!日の国の外側!』
龍は外の世界の美しさに感激し
彼等と仲良くなりました
けれど 日の国を丸ごと
外の世界に潰されてしまう と恐れた人々は
その龍を弓で撃ち落としてしまいましたとさ。
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