不安環状線

ドアが開き ため息が乗り込む
僕はいつから 分からなくなる
堂々巡り 「気にしすぎだって」
そんな言葉も 気にしてしまう

後悔乗せて 不安環状線
乗車券は 不安感情で
逃げるように サザンクロスを後にする

名前も知らない 僕に似た彼
救われたのか 殺されたのか
いつのまにか いなくなってた

一周回って 不安環状線
そろそろ僕も 降りようか
いなくなった彼が 救われたことを願って

22/09/08 18:57更新 / 平沢小歌
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