夜間飛行
見えない雪崩は
押し潰そうと意地になる
ノイズ混じりのラジオ
天気予報は変わらず快晴
この痺れた両手で
嵐の中を飛んでいく
稲妻と颶風に1秒も気が抜けない
リスクの中で生きていたんだ
電波が撃ち落とされても
コンパスが明日を見失っても
リスクの中を生きてきたんだ
心に灯る青い火が夜を照らす
エンジンをふかして闇の中へ
簡単に立ち止まりはしないさ
アインシュタインが生きてたら
きっと誉めたたえるに違いないさ
22/11/08 07:33更新 /
平沢小歌
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