僕はただ幸せな唄を歌いたかった

夜はフィクション
ご都合主義のお気に召すまま
現実はノンフィクション
首を吊る夢を見ました

過剰なエモーション
演出家のお気に召すまま
鳴り響くクラクション
首を吊る夢を見ました

自分を嫌いな自分と
2人の孤独な帰り道
また今日も死ななかったね
頭の中で反響する誰かの言葉

このままでは
非常にマズイ
孤独に
絶望に
名前のない怪物に
殺される
ころされる
殺サレタ後ニ
またコロされる

友人のふりをして
息の根を止めにくる
善人の皮をかぶって
トドメを刺しにくる

孤独の夜をぬけ
絶望の森をぬけた先にも
居場所がなかったとしたら
そんな恐怖に押しつぶされそうだ

24/12/02 20:43更新 / 平沢小歌
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