ゆらゆら
星が生まれる音を聞きたくて
丘の上でひとり耳をすましていた
積み重なった後悔
手を伸ばせば月に届くかも
そう思ったけどやっぱりやめた
届かないって知っていたから
猫が路地裏で唄うブルースは
ビー玉みたいなメロディーは
いつも自由の匂いがした
歩くのは相変わらず下手だった
大人になっても変わらなかった
何回泣いても直らなかった
今日も膝を擦りむいた
言葉にならない思いが
胸のこの辺にひっかかってる
声にならない言葉が
喉のこの辺にひっかかってる
あなたのことを考えたら
どこからか泣き声が聞こえてきた
僕はあわてて耳を塞いだ
すごく僕の声に似ていたから
眠れないよるは失くしたものを数える
昨日よりも3つ増えていた
だから代わりに
手首を傷を3つ増やした
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