セロハンテープとヨーグルト
欺きながら疑いながら
傷つきながら傷つけながら
転がるように前に進む
スクロールした未来で
絶望と目があった
嫌気がさして死にたくなった
昨日死ねていたらと
今日思った
昨日死ねていたらと
明日も思うのだろう
路地裏の猫に
沈みゆく星に
消えゆく歌に
死にゆく僕に
声を聞かせて
色を映して
言葉を乗せて
まだそばにいて
この世界の端っこの
鍵のかかった部屋の中は
凍えるほどに冷たかった
心臓が動く限り
僕は死なせてもらえない
23/12/13 01:27更新 /
平沢小歌
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