つよがり
耳障りではない声
媚ではない態度
見つめると甘く微笑む目
呼べは必ず振り向く横顔
触れれば赤くなる頬
全てを受け入れる手
暴いてしまえばいい
どうせ、肉と骨の自分たちの身体は
些細な違いはあれど何も変わらない
いつもの様に暴いて
気まぐれに飽きて
捨ててしまえば
この足元から変わりつつある恐怖と甘く腑抜けた感情が止まるのだろう
ところがどうだ結局は捻くれてみても
触れる理由を考えてしまう
考え無しに触れれる距離
痛めつけれるこの距離が胸をざわめかせる
そんな軽い気持ちで柔らかい言葉を言うなよ
僕を、弱く傷つきやすい生き物にしないでくれ
TOP