タイトルについて
ポエムを書く時いつも困る
要らないはずだといつも思う
本来誰にも見せないはずだと
そう
これにも付いてるタイトルのことだ
伝えたいこと 精一杯起こして
言葉にしたのが本文だから
さらに潰して小っちゃくしろと
そこから先は難儀なのだ
しかし たまの事だが
助けてもらうこともある
曖昧に進む本文の途中で
先に打ち出すタイトルによって
景色も想像できない道の
灯台のようなタイトルによって
どんな言葉が当てはまるかは
私も思考が及ばない
唯一無二の造語のような
人の目を引く看板のような
しかし 途端に浮かぶのは
普遍の一言だったりもする
真ん中を通す棒のような
頼もしく刺さる槍のような
そんな力を秘めた言葉も
看板の上ではつまらなくて困る
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