人間味
私は人を見るのが好きだ
祭りの歩いた後の通りで
瞳が人を捉えるたびに
真顔でいるのがもどかしく思う
飲み屋の前に溜まる君たち
これから誰と何を開くの
車道を渡る君の笑顔は
一体誰が運んできたの
瞳が君を捉えるたびに
会えた嬉しさが頬を緩ます
本当はもっと知りたいと思う
ここでこうして出会って
存在を知った君のことを
漫画喫茶で読んでいたような
そんな話があったでしょう
飽きずにここまで続いたような
私の知らない物語が
私は笑って歩くのだ
誰とも目と目は合わないけれど
私が瞳に捉えたように
君の視界にも映っていれば
そうではないかも それでもいい
私はそこに存在したい
強く強く 改めて思う
私は人であるのが好きだ
これは人だと確かめるのが
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