ハイライト
薄暮時を過ぎた暗がりに
二人並んで歩く
寒くて震える僕の隣は
それでも楽しそう
紡ぐ言葉を比べて気づく
ネガティブなことばかり
どうか毒されないでおくれと
願ってばかりで
こんな暗闇の中でさえ
光を捕える君の目の色に
縋るように 憧れるように
くっついて離れない
君が教えてくれたんだ
輝く私の瞳には
今まさに目の前にいる
あなたが映ってると
満月は強く光って
それ自身が恒星のようで
照らされて僕は影を伸ばす
照らされた表面が光る
こんなくすんだ目の色も
きらめく君の隣に染まったら
憧れたら輝くのかな
なれるならそうなりたい
君が教えてくれたんだ
輝く瞳のその色は
素敵なものを自分で
探してできた色
こんなくすんだ目の色に
君も染まることになるのなら
それとも空いた隣を
映した色はどんな色
君が教えてくれたんだ
輝く瞳のその色は
今お互いがそこにいる
そのことでできている
君に教えてあげたいから
輝いたその色を
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