スペースデブリ
ぶつかることが怖いから
目の前から飛んでくる星屑を
目も合わせないように避けた
そうして ただ1人 回っている
期待している自分は苦しくて
いつかいつかと諦め 伺って
普通の人のように笑えなくなっていて
皆同じだからかな
手を繋げないのは
不確かな基準を携えて
天秤に乗ったら 始まる
平衡の相手を探している
見つかりっこない そう分かっているのに
いつまでも 最初から重くて
機会があればなんて言って
繋ぐための手を 振ってみせた
枠があったなら入るくせに
自分で作るのは苦手みたい
抑えきれない心は顔に表れて
些細なそれが伝わって嬉しくて
その時まるで苦しみはないとわかる
どうしてなんだろうな
手を繋がないのは
日が沈む頃に空を見て
見飽きた後で繰り出せば
真っ暗な街が 魔法のよう
ロマンチックなんてあえて作らなくても
そこら中に転がっている
運命の出会いが見つからなくて
彷徨ってるうちに気づいたこと
近くに来ても 見慣れても
届かないなら そのまま行き交う
出会いはもともと尊いもので
出会いは何でも運命だって
怖くて見れない星屑も
1つずつ ちゃんと輝きを持つ
踏み出す勇気が足りなくても
誰も教えてくれないのは
ほんの少しでいいと知っているから
ロマンチックなんてまだ持っていなくても
そこら中に転がっている
見つけられる
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