あなたの人生を想う

ときどき考える 考えてしまう

あなたの人生はなんだったのか

幸せになりたいと思う権利はあると思っても

幸せにする義務に潰され 死んだ人生がある


考えても仕方ない どうしようもない

あなたの人生が空虚だとしても

私は幸せになりたいし、一緒には進めない

見捨てることになろうとも、手は伸ばせない


見送って考える おそらく考える

あの人の人生は幸せだったのか

子どもの幸せが親の幸せだとしても

子どもの私の目にはとても悲しく映る


どうしても仕方ない 本当にそうなのか

彼女の人生をどうにかできないか

願うなら花束の一つでも こしらえて

冷たい墓石の前じゃなく あなたに渡したい

そのくらいの感謝はいつも感じているから


だからときどき考える 考えてしまう

あなたの人生を諦めないでくれ

私のためにも 私が笑えるよう

悲しい物語の上に私がいる


22/11/28 14:58更新 / でんしん
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