キャッチボール
炎天下の日差しの中
咲かないひまわりが揺れる
その隣で僕ら2人
キャッチボールをしていました
ぺしゃんこに重なるグローブ
どちらが言い出したんだっけな
はっきりとは誘わないで
気づけば2時間経っていたよ
どっちも下手っぴな上に
こそこそ話したがるからさ
だんだん近くなっていく
それもいいか 楽しければそれで
ホームランしないようにして
見つめ合う 瞳二人
君の目尻が下がっていたので
投げ返された僕も笑う
不意に離れて ここまでおいで
力一杯の遠投
受け止めたよ 約束通り
下手くそな投げ方でも
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