キャッチボール

炎天下の日差しの中
咲かないひまわりが揺れる
その隣で僕ら2人
キャッチボールをしていました

ぺしゃんこに重なるグローブ
どちらが言い出したんだっけな
はっきりとは誘わないで
気づけば2時間経っていたよ

どっちも下手っぴな上に
こそこそ話したがるからさ
だんだん近くなっていく
それもいいか 楽しければそれで

ホームランしないようにして
見つめ合う 瞳二人
君の目尻が下がっていたので
投げ返された僕も笑う
不意に離れて ここまでおいで
力一杯の遠投
受け止めたよ 約束通り
下手くそな投げ方でも

22/06/14 08:50更新 / でんしん
作者メッセージを読む
いいね!感想

TOP


まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.35c