春一番
ふわふわと外へ駆け出して
久々の風を受けた
目の前には不安も期待もなく
ただ風がそこにあって嬉しかった
疲れるくらい笑えることは
本当に大事な一瞬だから
底が知れてる不安なんかは
遠くぶっ飛ばしてまた今度
ふつふつと湧くエナジーは
自分にはなぜか使えないらしい
この体ひとつで この体ひとつ
喜ばせることはできないんだ
君を呼ぶよ
期待せずに 委ねて
信頼するのって素敵なことだ
すべてが上手くいくんだよ
自分を信じる気があれば
この風は君の隣にあってほしい
僕も感じられるから
この風で僕ら繋がれたなら
届くかな ふつふつと湧き上がる
この
熱っぽくなってきた頬の感じ
また病床に伏すのだろうか
不安も期待もぶっ飛ばせるのは
外に吹くこの風
せめて
不安も期待もどこにもないと
君の目がそう信じてほしい
自分ではそう思えないから
君の目がそう信じてくれると嬉しい
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