禁忌
なぜなぜボーヤの行き着く先は
未来ごと収まる棺桶か
少し育ったエセ科学者は
余った脳ミソで禁忌に触れる
考える葦はいつの時代も
塀から身を乗り出したがる
規則という輪郭が作る日常
一度破れば人じゃなくなる
ルールの外を覗かないこと
それがルール 考えるな葦よ
強烈な稲妻が落ちたところ
ようこそ 地獄の門が開く
迷い続ける無限の場所
ここはルールの外側だ
抜け出せ 問うてはならない
それは禁忌の質問だ
人がなぜ生きるのかなんて
誰も知るわけがないのだから
そこまでしても生きたくないと
言う未来しかないのだから
TOP