太陽を見る

鼻を掠めた肌の匂いで
うすらぼんやり思い出す
あたたかく二人抱き締め合った
木枯らしの秋の日を

今はもう過ぎてしまったけれど
あの日 太陽を見ていた
全て差し出したって敵わない
絶対の瞳に 太陽を

寂しさも 温もりも
飛び越えたところにいるよ
風に乗って会う懐かしさに
不意に切なくなるけど

見上げても そこの太陽は
眩しすぎて見えないけれど
陽射し 照らして教えている
君がそこにいると

24/11/14 12:35更新 / でんしん
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