コーヒーとクリープ

本当はね 嫌なの 水の方がうんと
飲みやすくって 気楽で
心が洗われるみたい

立派に淀む証の色
だんだん蝕まれて
歯を見せて笑えなくなったと
ため息が似合う

カップを置いて 窓越しの公園は
上を向いて息吹をあげる水道が見える

辛く苦く続く毎日はまるでコーヒーみたいでね
微睡みは叩き起されて 長くは続かないものよ
幸せって書いてるお砂糖もなんの役にも立たないの
いくら入れても苦いまま クリープはどこ

戻りたいの 何も知らない
綺麗な頃に

24/10/28 12:33更新 / でんしん
いいね!感想

TOP


まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.35c