トリアージ
連休2日目の夜 なんにもない気がした
寝たり覚めたり 歌ったりして
たっぷり過ごしたけれど
連休にすらならなかった彼は
きっと寝不足なのだろう
そんなことに身を捧げた彼の
笑顔は羨ましかった
隠したその向こう側
苦しみが遥かに多いんだろう
僕の飽くる悩みなんか
考えることをやめれば
治まるその程度のもの
救われるべきは ほかに
比べ合って 時に無造作に
己の足で立つべきは
胸を張れるのは
寝れば治るんです
嘘です よくはならないです
動き続けた結果の彼が
行く果てを見てみたかった
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