無地
忘れきれない思い出
未練とも 呪いとも読み替えられて
君の側で息をした日は
初めて生きた心地がした
何にもないこの手のひらで
してあげられることは何にもない
一度手放さなきゃいけないと
片隅で思っていた
どうせ分かってくれない過去を
諦めた笑顔で抱えて
あなたに作らせた輪郭で
やっと生きられる 離れないで
この世界で生まれ落ちた
捨てられた命を探さなきゃ
展望と希望で作る線が
自分でいつか描けるように
再び瞼を開けた時 目が合った時
どうか笑ってほしい
どれだけ変わっても構わない
それだけ変わらないで欲しい
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