イチニタリナイ
自覚はしていた 隣の彼より
憧れのあの人より 弱いこと
それでも 欠けたところ
補うために 自覚してたのに
なんでだろう
頑張れば頑張るだけ
頑張れなくなって
塞ぎ込めば それだけ
置いていかれそうになる
生まれ持った身体なのか
結局は
プラトーがもう見えちゃったのか
脆弱だ あぁ
こんな個体も見捨てず置いてく
優しい世界
暖かくて残酷で 泣けるよなぁ
毎日毎日 多忙の日々で
悩みのない日など いくつもなくて
解決した途端 次どうぞ
ワンオペ窓口 順番待ち
自分を知って良かったことは
1つとしてなくて
1人前に数えられるには
頑張るしかなくて
何してたんだ この半生に
おかしいな
こうなるんなら 教えてくれよ
手遅れか あぁ
巻き返しは出来るか知らない
こんな世界
比べられて 比べんなって
どういうことなんだ
非凡になりたいなんて願いは
平常だからこそ湧き上がる
贅沢品なんです
最初からそうでした
願うまでもなかった
1に足りない欠陥品には
手に余る願い
生まれ持った身体なのか
結局は
意識次第でどうにかしたいが
限界だ あぁ
生きづらさなんか皆が持ってて
自慢にもならん
そんなとこだけは平等で
どうしようかなぁ こっから先
真っ黒だ
意識はどうこう出来るけど
肉体は あぁ
初めて 初めて自覚した
こんな悩み
見えていた 見えていたが
認めたら終わりだ
認めたから終わりか
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