その後の物語
今日もまた眠るのに飽きた瞼が開いてしまった
丈を違えたカーテンから差す朝日のせいか
はたまた退屈な夢をすぐにでも抜け出したいからか
楽しかった日を置き去りにして数々ドアを開ける
抵抗もろくにしなくなった自分に嫌気も差した
昨日覚えた瞳のことも
もう忘れてしまった
その奥の奥にある思惑なんて
ましてもう当然に
言葉や文字じゃまだ届かない
それ以外の全てで教えてほしい
吸って吐いて歩いてきた道のこと
それが宿した温もりを
昨日繋げなかった手のことを
いつかの明日に託せるなら
僕は今日を信じて歩く
今日も窓を開ける
さあ窓を開けて はじめまして
新しい風 ここに吹いて
君のこと聞かせて
明日へと持って行かせて
最後の目 忘れないで
君のため 何度だって
連れ去られた川の流れ
そのゆく果て どこへだって
TOP