光源
ここまで長らく歩いてきて
分からないまま持っている
シェイクハンドの架け橋の上
繋いで渡って着いた家
これは引き換えられない宝物
宝物なんだって
二度は生まれないこの命の
扱い方を求めていた
月光を映した眼差しは
はじめてキラキラ瞬いた
あらゆるものに反射した色
世界が宝石みたいだったよ
ひとりで立てた時から
歩かなくなった橋の上
自分のこの命よりも
大切にしたいものを願った
手を伸ばしてみた月光は
あらゆるものより綺麗だった
好きになれない宝物だって
君の夜空の元に置いてほしい
大事に一緒に歩いてきて
君のこと結構分かってきたよ
握った中にある宝物
繋ぎ目の端は扉の外に
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