お月見の夜

途方もない将来のことも
決めておかなきゃ今 笑えない
今日も空回りした自転車
いつしか夕暮れも超えて

明日を生きる芯を見つけて
立っている人だかり
そんないち抜けのそっち側に
明日にでも早く行きたくて

とりあえずお月見をしよう
食事に時間のかかる夜は
灯りのないところまで行って
月に狂わせてもらおう

お月見をしよう
今日は暖かいことだしさ
まだ帰りたくないんだ
昨日の僕から1ミリだって
世界を進めたいんだ

23/11/03 17:37更新 / でんしん
いいね!感想

TOP


まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.35c