秋休み
繋がりを求めて彷徨っている
「いつも」がお休みのお昼
風に日差しに包まれて走る
今 確かに景色の一部
ちっぽけに悩む向こうの空は
活かせそうになく広くって
無限のドームのような世界も
脳裏に貼りつく映像のよう
喚くことすら許さないくらい
世界は余りに寛容だ
どんなはぐれ者も住まう
秋晴れのこの街で
与えられた場所だって
こうして生きることを許してくれている
抜けても動く歯車が巻いた
虚無すら景色はそよがしている
電話でもかけてみればなにか
ちょっとでも変わるかな
いつも通りが見当たらない
お休み 手探りの日
泣きたいほど寂しくなっても
受け止めて転がす街
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