人生は山じゃない
山はいい 山は好きだ
山には必ず終わりがある
山頂なんかはただの途中で
必ず下り坂がある
帰る道のりが登山の目的だ
人生は違う 山じゃない
終わりのない道のりを辿る
目的すら見当たらない時もある
帰り道なんてない旅路に
いったいなんの意味があるのか
人生は迷子に似たものかもしれない
仮に迷子を楽しむ人がいて
門限すらないと喜ぶのだろうか
その先の未来のことなんて
ひとかけらも頭にないのだろうか
教えてほしい
この迷子を楽しむ秘訣を
頑張って着いた成長のてっぺんで
僕は迷子になったんだ
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