殺し
人は人を殺したがる
自分は生かすくせに
神に媚を売り豚の肉を食う
弱肉強食を否定するくせに
白黒しっかりつける
白と黒のコントラストは美しい
白黒映画はそれをもっとも表している
静止画をよく見てみよ
彫刻と勘違いする それは1秒2秒とするとその姿は形を変え次の瞬間へ
まるで中世の絵画の作品集をパラパラとめくって見ているようだ
過去と呼ぶには惜しまれる
白と黒のコントラスト
フィルムから記憶へアクセス
そして見えてくる本質はユートピア
クライマックスがいきなりつきつけられたかのようなショックに私は引き裂かれた
二元論に分解された私の自我は理解する
楽章の最後のフィナーレを求めてDNAの螺旋のように絡み合い子宮の奥深くを目指す精子のように生を死を求める
人格に入った亀裂は障害と一生呼ばれるだろう
つまるところ私は西洋的な文化の真っ只中にいる
受難を求める被虐的な自分な美徳ですらある
イエスとしか言わない
苦しみを受け入れるヨハネのように
私は手首を切り自らの血を献血
自らを痛めつけれる高度な自我は西洋では崇高なのだ
リストカッターは皆
二元論が好きだ
なぜなら引き裂かれた自我を二元論に投影しているからだ
食べた物を申し訳なさそうに吐くのもそれだ
聖母マリアのように女を神格化するのは西洋の文化の潔癖的で差別的で自己中心的な思い上がり=女性的だからである
そしてこの考察をもうひとつ上の段階に上げよう
その裏には男もいる
まるで嗜好品のポルノのように女を描きたがるのは現代に受け継がれた西洋の男性的な文化のそれだ そして中には自らの作品で女になりきろうとする変態的な男もいる
フェミストだ
私はこいつらを殺すために生きていると言っても過言ではない
こいつらは不誠実極まりない表現をする
とにもかくにも女性女性といい女を映写する勃起した自らの陰茎を隠し男性性を自らふみにじり去勢することで悦にいる歪んだ異常者
女になりたがる男たちとでも呼ぼうか
私はこいつら男が自らの欲望で作り出したポルノのような現代の神 女性 を殺したいのではなくそれを作り出した歪んだ精神を殺したいのだ
ポルノの監督と同じノリで作る不誠実な表現
偽慢に満ちた男性性の否定
それらに引き裂かれた私のジェンダーがやつらを許さない
神を信じていないのでは決してない
歪められたやつらに都合のいい神を私は信じていないのだ
恐れよ今お前たちの偽慢が暴かれお前たちの根本が揺るがされようとしている
哀れな子羊のふりをした狼以下のハイエナ共め
私は屈託なき瞳で全てを見据えていた
貴様らに脅かされ騙され全てを殺されかけたとき私は気づいた
この自己存在は間違ってなどいなかったと
今祈る
神よ人間の欲望に歪められていない真の神よ
世俗からかけはなれたところにいる真の主よ
これを聞く全ての異常者に苦しみを伴った死を与えたまえ アーメン
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