春を待つ季節
寒暖計はピタリ氷点
コタツしかない凍える四畳半
踏ん張った拍子に 右足が攣った
たかが2時間何千円をケチって
雪山遭難ごっこでもあるまいに
密着してる部分は温かくても
膝から下はかじかんでるんだよ
顔しかめながら右足をさする僕を
「オジンくさいなあ」とキミは笑う
「でも 攣ったのが足でよかったよね」
僕はいたずらっぽく見つめ返す
寒暖計はピタリ氷点
窓ガラスの向こうには木枯し
だけど春を待つ僕らは きっと春
24/02/07 13:31更新 /
春原 圭
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