清算

まるで無理心中でも企んでるみたいに
きつい眼でじっと僕を見据えたまま
一言も声を発しもしないで

 すっかり尽きてしまった会話
 本音押し殺して 夜が明けるまで
 狂ったように抱き合ってみたところで
 ごまかせる段階は とうに超えてる

しらじらしい殺し文句並べ立てた
そのツケがとうとう来たみたいだね
今夜はこのまま ここを出よう
これ以上の延長は 意味がない

 ドアを開けると フロントはすぐそば
 精算の時が目の前に迫ってること
 キミもきっと感じ取ってるんだね

24/01/14 19:21更新 / 春原 圭
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