僕の真意

もしかすると 自分の気持ちを
ごまかしてただけなのかも知れない
でも 今となっては真意なんて
確かめても仕方のないことさ

 今頃 二次会はオーラス近く
 おまかせコールが沸き起こる中
 キミとあいつの唇が重なる

欠席届を出した僕は
用事なんて何もない部屋の中
ロードショー雑誌なんてめくってる

 ふたり ここまでこぎつけるのに
 ずいぶん世話焼いたもんだなって
 ひとり 笑みなど浮かべながらね

キミのいちばんきれいな瞬間は
あえて見ないでおくことにするよ
今となっては 僕の真意なんて
確かめてもどうしようもないから

24/01/10 19:22更新 / 春原 圭
作者メッセージを読む
いいね!感想

TOP


まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.35c