コーヒーは飲みごろ
だから気取るなって言ったじゃん
ズズズなんてはしたないからって
音をたてずにコーヒー飲もうとして
思いっきり舌やけどしてやんの
バッチリ決まったキミよりも
「アチ アチ!」って悲鳴あげてる方が
ずっときらめいて見えるから
「さまして飲めよ」そう言ったら
「でも コーヒーはさましても
ふたりの仲はさまさないでね」って
じっと見つめられて思わず
ドギマギしながら 視線はずした
テーブルの上のコーヒーは飲みごろ
このくらいの熱さが いちばんうまい
23/10/20 17:42更新 /
春原 圭
作者メッセージを読む
いいね!
感想
Tweet
TOP
まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.35c