戻ることから始めよう

だけど この街は僕にとっては
遠きに在りて想うだけの
プラネタリウムなんかじゃない
幾度も訪ね そぞろ歩きつつ
何事もなき日々を憂いて
遠き都へ帰って行くのは
壁画のように色あせ薄れてく
過去への気まずさなのだろうか
だけど 故郷は僕にとっては
遠きに在りて想うものじゃない
色あせ薄れた壁画なら
新たに塗り直すこともできるさ
昔の遺跡を埋めることが
前向きだとは限らない
すべてはこの街の風なのさ
戻ることから始めよう
たどることから始めよう

25/12/15 10:20更新 / 春原 圭
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