野菊 捧げん

野菊の花の かなしきは
さらなることと 言ふものの
堰敢へどなほ あふれくる
我が哀しみの たけきかな
かほど優しき 花なれど
やがて枯れぬる ものなりき
されどもいかに 嘆けとて
棺に萎へたる 亡骸は
もはや答へじ ものなれば
せめてぞ君が 枕辺に
野菊一輪 手向くべし
君が面影 しのぶべし

25/03/15 17:53更新 / 春原 圭
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