マドンナに青ノリ粉
肉玉ソバ入り1枚食べ切れなくて
いつもキミが残した4分の1を
誰が引き受けるか そんなことで
3回勝負のジャンケン・トーナメント
キャッキャとはしゃぐキミの前歯に
ぺたり貼りついた青ノリ粉も
口の端 垂れかかったソースさえも
まぶしく輝いて見えた昼下がり
毎週貸し切り同然の土曜の放課後
店のおばさんのあきれ顔をよそに
ひまわりの笑顔引き出すために
いつでも僕たち躍起になってたね
抜け駆けしないのが暗黙のルール
まるで 青ノリ粉みたいな僕たち
キミが歯ブラシ持って化粧室に立つのを
きっと 少しでも引き止めたかったんだ
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