想いをこめて

遠くの街で暮らすあなたに
わたしの切ないこの気持ちを
封筒にこめて送ります
ふたりの距離が あなたの中から
わたしを消し去ってしまいそうで
それが心配だから
あなたにわたしの気持ちを届けます
あなたのまぶしさに覆われて
見えなかったわたしのこの気持ちが
あなたと離れて急に見えてきて
まぶたを閉じてもちらついて
決して消えたりはしないから
こんな気持ちを封筒にいっぱいつめて
遠くのあなたに 送ります…

23/09/17 19:59更新 / 春原 圭
作者メッセージを読む
いいね!感想

TOP


まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.35c