寝ぼうしちゃった!

残留したアセトアルデヒドが
三半規管に作用する朝も
H2Oの分子が定着し
筋肉振動を誘発する朝も
フラグによる条件分岐は許されない

 随意筋の自律を妨げる
 大脳新皮質の指令が
 ニューロンを高速で走り抜ける

反理論物理学の電波を受けて
重心を前方向へ倒しつつ
作用点と支点を交互に変換する

 周波数の乱れた物質交代が
 起こした大気振動を解析すると
 「こりゃいかん 急がないと遅刻だ!」

地軸は23.5度の傾斜で
反時計回りを続けていた…

24/12/11 16:10更新 / 春原 圭
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