ブロイラーが鶏舎を出る時

噂に聞いたことはあったけど
実際に見るのは初めてだよ
太陽って明るいんだな
それに暖かくて気持ちいい
こんなステキな世界があったのか

 暗くて狭い 陰気な部屋
 それが 僕の今までのすべて
 どんな理由だか知らないけど
 新しい何かが拓けたんだ

目の前を次々と流れて行く
広々とした光景見ながら
いつの日か この足と翼で
思い切り駆け回ってやるんだ
夢と希望に胸躍らせて
眩しい陽射しに目を細めてた

24/10/16 17:55更新 / 春原 圭
作者メッセージを読む
いいね!感想

TOP


まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.35c