異常者

僕ら踏み出す空想 爪の先に
星を描いていたんだ
すれ違う人 奇異を見てる目 逸らしている
忘れているんだ
夜に 潜む 遠吠えの残響
締め切った窓に映る異常者 淀んだ顔をしている

時計の針 左に回る ことはないこと知ってる
人形の首 僕を覗く 夜だって来ないことも

煌めく光 熱に浮く 雪の正体 情景 連絡に
移ろう祝 水を差す 足と招待状 痙攣 楽に
なって

異常者だって

片道切符 変わる轍 鉛玉が当たった馬が啼く
歪に気を取られ 転ぶ先 人が見ている
それは

異常者だって

異常者だって

僕が繰り出す妄想 口の先に
文字を書いてたんだ
啀み合う音 畏怖を向ける目 凝らしている
覚えているんだ
朝に 潜る 喉鳴らす残照
閉ざされたドア殴る異常者 荒んだ顔をしている

戸棚の皿 砕け散る ことがあるのも知ってる
玩具の鼻 取れて尚 朝ぼらけ世迷い言も

膝蹴る痛み 霞ゆく 弓の脅威 損傷 肺にキス
吹雪こう氷 顕れる 隅で共依存 勝敗 に決す
これも

異常者だって

羽ばたいていく 鳥の群 鉄剣を抜いた人が云う
掟に目を奪われ 戦ぐ波 人が見ている
見られている それは

異常者だって

異常者だって

時計の針 三周目 迎えることはないと知ってる
周回遅れ 人生の 追い越し車線が無いことを
君は知ってる?

それとも知っていた?

知らなかったこと 知ろうとする心
知ってるから否定する

どこに頭を割いてんだって
時間の隙を裂いてんだって
春の芽吹を咲いてんだって
これも異常者の祭典だって

異常者だって

異常者だって


異常者だって




異常者だって






異常者だったんだって

25/12/22 01:19更新 / しゃぼん玉
いいね!感想

TOP
まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.35c