夜を吐く

さて、まずは伸びをして
夢の世界にご挨拶しよう
重たい布団で私の体を包み込んで
肌寒い夜の雲間の月光を浴びよう
壁に掛けた時計、常夜灯
影とそよぐ風を
犬が鳴く寒空を
未だ冴えた目で

吐いて、吐いて、吐いて、吐いて

軽く吸って……

またちょっと吐いたら準備完了。
夜が始まるよ

25/11/28 23:25更新 / しゃぼん玉
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