風小僧
お気に入りのキーホルダー
キーを回して
メーターパネルに火が灯る
朝が近い紫の空に走り出す
風との距離が近くなり
街灯が蛍のように後ろに飛んでゆく
孤独なのに自由だこの瞬間だけは
朝日に輝く水平線に一番乗り
今度は熱った頬を
優しい風が撫でてゆく
23/07/10 19:12更新 /
ブラック・エンジェル
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