夜に吠える
風にたなびく過去を思うと
おのれの未来をもてあます
わずかな痛みをおぼえてすらも
死など望まぬ自分に気づく
立っているのは
崖っぷちなのか 平原なのか
未来の私も良くは知るまい
望んでいるのは
大空なのか 海原なのか
過去の私も今は知るまい
こんな時には 慌てず騒がず
平常心でいるべきか
こんな時には 怠けずさぼらず
熱血漢でいるべきか
時計の針は動いている
月も地球を巡っている
お天道様の天寿も遠く
どこかで犬も吠えている
どこに居ようと 私は私
どうであろうと これも私
25/03/30 08:26更新 /
中谷紅子
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