月と太陽

ぼくがいたときは、ぼくが幸せだった。
ぼくがいなかったときは、君は幸せそうだった。

月を見上げる。
「たまには裏側を見せたっていいじゃないか」
そう呟くと、月明かりが少し明るくなった気がして、月に呆れてみせた。



25/07/24 19:07更新 / 空想狐
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