光のきざはし

日溜まりから こぼれた午後
風が乾いた空を攫っていく
揺れる木漏れ日は ひとり泣きたそうに

沈む雲の切れ間 湿った光に刺されながら
雨上がりの土が 月灯りを待っている

25/12/05 20:02更新 / 空想狐
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