面影

とうに忘れたはずの面影が
微かに心に過ぎっては
花の咲くのを待つように

詠んでみたくなる 
急激に寂しさに襲われて
俄かに思い出される面影を

幾千の時が流れても
苦しさと恋しさを伴って
野の花を手に弄び独り佇む


25/03/05 20:17更新 / 硝子の猫
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