一握りの希望
だからこそ忘れられない
息苦しさに目を覚まして
手を焼く 狂おしい程の情愛
放浪する 朝靄の中
白い息だけがはっきりと見える
息吹を あの熱い息吹を感じたい
唇にそっと指を添わせた
燃える様な あの熱い唇を思い浮かべ
輝は幻だったのか
ランダムに そして規則的に波打つ
だからこそ忘れられない
靄の中を彷徨う様に
移ろう季節を置き去りにして
目覚めぬ 行ったり来たりの夢現を
次に何が起きるのか
苦しくて目覚め
白く霞む遠い場所へ
手に一握りの希望を持って
25/02/08 09:46更新 /
硝子の猫
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