あなたの夢が どうか


あの冬の朝は
雨が降っていた 

葉が落ち去って
裸で空の
青に焦がれる木の肌色は
まるであなたのさみしさのようだった


樹氷のような瞳は澄みすぎていたのだと


その目尻にそれとない皺が寄せられるだけで
水色の風が吹くようだった

そんないっとき
哀しいほどの凛々しさは休まった 
  

田舎町の夜に沈む
厳冬の鐘の音の狭間で
あなたは草原の夢を見るだろうか


工業都市の片隅はやすらかで
モクモクを遠目に枯れ木の肌を見つめては

水色の微笑の夢を見ている

そんなあなたの夢もまた
愛らしい朗らかさで溢れますように

どうか




25/12/21 09:30更新 / はちみつ
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