南へ

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 途中まで小部屋でも書かせてもらってた小説、完結しました!ご覧になってない方も、もしよろしければご覧くださるとうれしいです☆♪(本作品+、続きがコメント欄にダーッと書いてあります・笑)

 詩と小説の中間みたいな作品になりました。自分の中では、いまの全てを出せたという意味ではそれこそ100点あげたいですが、突き放して見てみると、詩としては弱すぎるし小説としてはご都合主義的な飛躍が多いーそんな感想になり、いまは冷静に、まあよくて60点くらいかなみたく思えています(苦笑)

 でも、「あっ、こうやって書けばいいんだ!」というのは掴めた気がします。結果として、少女を通して自分の心理を掘り下げた(と言うにはけっきょくやや安直に、外へと逃げちゃいましたが)小説になったのですが、その中での、

"私、ベトナムの森へと立ち返ることが必要なの」「ベトナムといえば色とりどりのフルーツやね」「それも暗に大切な要素になってるかも。でもそれよりもしとやかなアオザイの女(ひと)に学びたいの」"

という"暗に大切な要素になってるかも"というセリフは、ほかでもなく僕の向かうべき方角を指し示してくれてるんじゃないかと、少し大げさに考えてたり(笑)ラストの2つの段落はよく書けたと思っていますが、同時に、こんな思弁に拘泥していてはダメだとも思い。たぶん頭のいい人は、はいはい仏教ねくらいにしか思ってくれない。それを感情の流れに即して書けたのはうれしかったですが、たしかに綺麗にまとまってるけど、それで?みたいな反応だろうことが、聞かずとも分かる。本作的に言えばラストは「乾いた」いわば北的なもの。南的な豊潤さや多様性にこそ向かえるようにがんばろうと思います。

 もちろん北的なものを否定するわけじゃないですが、自分はそこでは絶対勝てないと分かってるので。たとえば「金閣寺」なんかは北的なものの結晶のようなものでしょう、そんな感覚があったからこそ"金色の扉"なんてイメージを登場させたのでした(笑)

 では南的なものなら勝てるのか?勝てること前提で書いてるようで滑稽かもしれませんが、勝てるかもしれないと思わないことには夢見られないので(汗)

 あくまで日々の仕事に精を出しつつ、文学賞に応募することを目標に毎日コツコツ書いていくーそんな張りのある日々を過ごせそうでワクワクしています。これは読んでくださったんだな、それがそれこそ暗に分かる作品を読ませていただき、温かい気持ちがいたしました♪





24/11/14 16:47更新 / はちみつ
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